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コールセンターでの裏話 C
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新規の申し込みでした。
名前も生年月日も、住所も会社も特に問題はなし。
貸付を行う場合、「在籍確認」と言うのがあります。
自宅・会社に電話を架けて在籍の確認をします。
嘘をついていたり、何か問題があったりするとここで執拗に拒否したりする人もいます。
消費者金融からの電話ですから何もなくてもみなさんイヤがりますけど・・・
在籍確認をする事を伝えても特にイヤがる感じはありません。
確認後こちらから折り返し電話を架ける約束をして電話を切りました。
確認の電話を架ける場合、まさか社名は出せませんから偽名で架けます。
「すみません。○○と申しますが○○さんいらっしゃいますか?」
「お待ちください。」ああ、会社にいたんだ。
「もしもし!」少し声が違うかな・・・
「あなたね、○○の知り合い?あいつはどこにいるんだよ!!会社の金持ったままいなくなったんだよ!!!」えー、マジですか?
「では、そちらにはお勤めではないんでしょうか?」
「当たり前だろ!あんたサラ金か?あんな奴に金なんか貸すんじゃないよ!!」
そうですよね。
そんな奴には貸してはダメですよね・・・ごもっともです。
こんな結果でも断りの電話はするんです。
ほぼ電話は繋がりません。
本人が一番分かっているからです。
でも中には・・・
「はい」あ!出た!
「○○さま、申し訳ございませんが・・・」
「何がダメ?会社?やっぱりダメか・・まあ、いいや。やっぱりばれるんだな・・・・」
独り言を言いながら電話を切りました。
こらーーー!ばれますよ!会社に電話するって言いましたよ!ダメ元でやるにしたってこんなの絶対に無理に決まってるでしょう!!
どっと疲れますよ・・・こういう人。
こんな人いるの??と思いますよね?私も最初は思っていました。
こんな分かりきった事をする人はいないって。
でも、いるんです。
しかもたくさんいます。
レベルが低ければ低い程面白い事は面白いんですけどね。
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